つれづれなるモナカ

犬たちとぼんやり暮らすニュージーランド。
前回の訪問から3週間経ってしまいましたが、ようやく今日行ってくることができました。
私のように不規則な仕事をしていると、先方から○月○日に来てください、などと言われても都合がつかないので、
こうして自分のペースで訪問の日時を決めることができるのはとても助かります。
でも一方で、本当に自分が行こうと思わない限りそこで終ってしまいますから、ある意味とても責任重大。
英語で「ボランティア」というのは自らすすんで何かを行うことを指しますが、まさにこういうことなんだなぁと思います。

今日はみなさんで外にランチをしにいくということだったので、午後2時にアポを取りました。
午前中ちょっと用事があってモナカくんの散歩に行かれなかったので、テンションは高め。
私の都合でお散歩を後回しにしてしまったので、ちょっとごめんなさいって感じでした。
受付には先客がいたので待っていたら、ヘレンさんが偶然通りかかって
「じゃ、1階の部屋から行く?あたしは仕事あるからあとでね〜」とパタパタ行ってしまいました。
ちょちょちょっと待った!前回は連れて歩いてもらっただけなので、館内の構造が全く分からない私。
去り行くヘレンさんの背中に、1階の部屋ってどこなの〜?と聞くと、「あっちあっち!」。
「で、1階から何階まであるの?」
「1階と2階と、その上がラウンジよ」
「誰の部屋に行けばいいの?」
「誰の部屋だっていいのよ、「どぉ?」って聞いてみればいいのよ、じゃあとでっ!」
そしてヘレンさんは去って行ったのでした・・・

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日頃、旅行に来た日本人のみなさんが、なんでも他人にお膳立てしてもらうのが当たり前!
と考えていることにブツブツ文句を言っている私ですが、実は私もどっぷり日本人だった、
という当たり前のことに今さらながらガツン!と気付かされたという感じです。
日本のセラピー犬HPなどを見ていると、ラウンジにみんなが集って、犬も何頭かいて
さあみんなで交流をしましょう!という写真がよく掲載されているので、そういうものなんだと思っていた
のですが、ここではボランティアをするほうも受けるほうも、自主性が一番大切なんですね。
自分の意思でボランティアに来たのだから、自分でどんどん道を開いていかなければ。
そっか。自分でやればいいんだ。
なんだかすごく、「外国にいるんだ」ということを意識させられた瞬間でした。

そうと分かれば行動あるのみ。
モナカくん、1階から行くよん!
お部屋のドアは開いているので、廊下を歩きながら「こんにちわ〜、犬どうっすか〜?」と
物売りのように声をかけていくと、あぁ、いらっしゃい!と手招きしてくれるおばあちゃんもいれば、
今日はそういう気分じゃないわ、って言う人も、お昼寝中の人も。
すれ違うスタッフの方もモナカに声をかけてくれるし、なんだか楽しいぞ。
廊下で立ち止まっていたら、歩くのも大変そうなおばあちゃんが近づいてきました。
どうしたのかな?と思ったら、なんとわざわざモナカをなでに来てくれたのでした。
「お〜、よしよし」とモナカにさわった途端、今までゆっくりだった手の動きが機敏になるのを見て
なるほど、こういうことが手助けになるのかなぁ、なんて思いました。

とても複雑に思えたこの館内も、1人で歩いてみたらなんのことはないシンプルな作りでした。
考えてみたら、そんなに複雑だったらお年寄りが迷ってしまいますからね。
約30分ほどでラウンジに到着。今日はその間にちょっと少なめの4部屋を訪問しました。
みなさんお昼に出かけたのでお昼寝中が多かったのです。
今日いちばんよろこんでくれたのは、この写真のパムさん。
ずっと犬を飼っていたそうで、「また来てね」と言ってくれました。

このプログラムに対する自分の気持ちや姿勢が、今日やっと明確になったような気がします。
それが、一番の収穫だったかな。
次回からはもっともっと、自分も楽しめる訪問になりそうです。

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